近藤英子とは？その生い立ちは？
近藤英子さんは1942年9月10日生まれの高知県出身です。幼少期から芸術に親しみ、若い頃には大阪松竹歌劇団（OSK）に所属し、舞台女優として活躍されました。OSK時代には多くの公演に出演し、その才能を発揮していました。その後、大阪府で近藤利一さんと出会い、意気投合して結婚。夫婦で建設業界に進出し、合建株式会社を創業しました。同社は大阪市北区に拠点を置き、はつり・建築解体工事を手掛ける企業として成長を遂げました。しかし、後に利一さんとは離婚されています。
馬主としての活動は？
1991年に日本中央競馬会（JRA）の馬主資格を取得されました。勝負服のデザインは水色、白袖青一本輪、青鋸歯形で、前夫の利一さんの勝負服とよく似ています。馬主となったきっかけは、利一さんからの誘いでしたが、彼がセールで多くの馬を購入するのに対し、英子さんは主に自身の所有馬の子供たちを育てる「仔分け」を中心に活動されています。これは、「生まれた子供たちが成長していくのは、物語を紡いでいるような楽しみがあるんですよ」との思いからです。
主な所有馬とその成績は？
-
カンパニー：2009年の天皇賞・秋、マイルチャンピオンシップ、毎日王冠など、重賞9勝を挙げています。特に8歳でのGI制覇は、競馬史に残る快挙として知られています。
-
ヴィクトリー：2007年の皐月賞を制し、GI級競走およびクラシック競走初制覇を果たしました。
-
レニングラード：2004年のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を達成。
-
リンカーン：2004年の阪神大賞典、2005年の京都大賞典、2006年の日経賞などで活躍し、GⅠ2着3回の実績があります。
-
アンビシャス：2016年の産経大阪杯、2015年のラジオNIKKEI賞で優勝。
-
アドミラブル：2017年の青葉賞で勝利し、東京優駿では3着に入賞しました。
-
アリストテレス：2021年のアメリカジョッキークラブカップで優勝し、2020年の菊花賞では2着となりました。
これらの馬たちは、近藤英子さんの馬主としての手腕と愛情の深さを示す存在として、多くの競馬ファンに記憶されています。
馬主としての哲学は？
英子さんは、繁殖牝馬を多く持たない主義の利一さんとは対照的に、かつて所有した牝馬の子供たちが成長していく過程を楽しみにされています。これは、物語を紡ぐような楽しみがあると語られており、馬への深い愛情と独自の哲学を持って馬主活動をされています。また、彼女は馬の個性や才能を見極め、それぞれに最適な環境とトレーニングを提供することを重視しています。このようなアプローチが、多くの名馬を輩出する要因となっています。
まとめ
近藤英子さんは、高知県出身で元OSKの舞台女優、実業家、そして馬主として幅広い活躍をされています。馬への深い愛情と哲学的な馬主スタイルは、競馬界で唯一無二の存在感を放っています。彼女が所有した競走馬たちは多くのファンに愛され、その功績は日本競馬界に大きな影響を与えました。これからも彼女の活動に注目し、応援していきたいですね。
よくある質問/Q&A
近藤英子さんの出身地はどこですか？
高知県です。
馬主としての主な実績は何ですか？
カンパニーやヴィクトリーなど、多くの名馬を所有し、GI級競走での優勝経験があります。
馬主になったきっかけは？
前夫の近藤利一さんからの勧めがきっかけです。
馬主としての哲学は何ですか？
「仔分け」を通じ、馬の成長過程を楽しむことを大切にしています。
現在も馬主として活動していますか？
はい、現在も馬主としての活動を続けています。
Follow me!
コメント